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2026.10.16【特集】お宝と呼ぶビッグサイズも!?賞に輝いた関川村の「特産シイタケ」生産現場に潜入【新潟】

【特集】お宝と呼ぶビッグサイズも!?賞に輝いた関川村の「特産シイタケ」生産現場に潜入【新潟】
〝お宝〟と呼ぶ0.0001%しかとれない貴重な「AAA」シイタケも
秋のキノコシーズンを迎えた県内。関川村には、県のきのこ品評会で賞に輝いたシイタケがあります。特産の生シイタケがどのように作られているのか、生産現場に潜入です。

今が旬のシイタケ。県外にもファンが多い〝名物の生シイタケ〟が関川村にあります。地域の特産品や土産物を販売する物産館『地域文化交流施設 道の駅ちぐら館』。

ここで人気を集めているのが、『あらかわ生しいたけ』!
関川村のブランドキノコで、乾燥させない「生」の状態で販売しています。特徴は肉厚で、うま味が強いところ。うま味成分の総アミノ酸が一般的な国産シイタケの約1.8倍含まれているそうです。2024年度の県きのこ品評会に出品された生しいたけの中で、1位に輝きました。

■客
「ここに来るたび必ずあれば(あらかわ生しいたけ)を買っていきます。肉厚さと大きさ、香りもあるんですよね。」

シンプルに焼いて、しょうゆと塩でいただきます。

■富沢菜々アナウンサー
「おいしい!とにかく肉厚です。かむたびに本当に味というかうま味が出てきて、まさにシイタケのステーキという感じがします。」

『あらかわ生しいたけ』が誕生したのは約30年前。森林が面積の9割近くを占め、一級河川の荒川が流れる関川村で特産品を作ろうと、須貝圭介さんがシイタケに目を付けました。

■SHK社長 須貝圭介さん
「関川村の豊かな自然をいかに利活用するかという中で生シイタケ、キノコ類に関してはまだ生産量が多くなかったので、この生シイタケを選びました。」

1994年に関川村森林組合のしいたけ事業部がスタート。20年後に株式会社SHKとして独立しました。『あらかわ生しいたけ』を生産しているのは、こちらのハウス。

■富沢菜々アナウンサー
「いっぱい出ていますね、奥までずらっと。」

■SHK社長 須貝圭介さん
「この1棟で一日約300kgとれる。キノコの山です。」

『あらかわ生しいたけ』は、おがくずや米ぬかを固めたものにシイタケの菌を入れた“菌床ほだ木”と呼ばれるブロックで栽培しています。冷暖房やスプリンクラーを使って環境を管理。昼は21~22℃、夜は12~13℃に調節し、湿度は70~90%に保ちます。ハウス内を一定の環境にすることで、年間を通して安定した生産ができるそうです。

しかし、人の目が欠かせない部分も。

■SHK社長 須貝圭介さん
「かさの色とか足の色。色がすべてを語ってくれています。やはりそこだけは人間の目で見てあげないと。」

■富沢菜々アナウンサー
「このキノコの色から分かることはあるんですか?」

■SHK社長 須貝圭介さん
「非常に素晴らしいシイタケ。明日とってもらいたいと言っていると思います。」

シイタケはどのように大きくなるのか、定点カメラで様子を見てみると・・・。

午前11時の撮影スタートから縦にも横にもみるみる成長し、24時間で目に見える変化が!2cm近く伸びていました。成長スピードが速いため収穫は毎日。10人いても作業に丸1日かかるそうです。

■SHK社長 須貝圭介さん
「かさの大きさと色・つやを判断して、プロの技術で一瞬で規格を見分けて収穫しています。」

もっとも大きな規格は、かさが直径10cm以上の【AAA】!「A」のシイタケと比べると、その違いは一目瞭然です。

■SHK社長 須貝圭介さん
「私たちは〝お宝〟とも呼んでいます。0.0001%しかとれない本当に貴重なもの。」

もともとの柄の太さはもちろんですが、生育過程が大事だといいます。

■SHK社長 須貝圭介さん
「芽をかいて(間引いて)あげて、例えば5個できるものを1つにしてあげて、すべてのパワーをこのエリートにささげております。すごく手間暇かかった商品にはなっております。」

ふるさと納税の返礼品に選ばれるなど、人気商品となった『あらかわ生しいたけ』。しかし4年前、大きな災害に見舞われました。2022年8月の県北部豪雨。関川村では浸水被害が拡大し、農地や農業用施設の被害は約1000カ所、被害額は約40億円にのぼりました。

須貝さんの実家やハウスは1.5m浸水。菌床はすべて廃棄になり、設備も故障。被害額は約1億円になりました。

■SHK社長 須貝圭介さん
「地獄絵のような被害を見て、まさに途方に暮れたというのが正直なところだと思います。」

関川村には県内外からボランティアが集結。知人の助けもあり、少しずつ復旧に向けて歩みを進めました。

■SHK社長 須貝圭介さん
「投げ出したくなる気持ちもじつは少なからずあったが、『あらかわ生しいたけ』の産地を劣化させるわけにはいかないと思った。」

そして半年後-
『あらかわ生しいたけ』の栽培が再開。多くの人の思いが復活を後押ししました。

あらかわ生しいたけをより多くの人に味わってもらおうと、新たな商品も開発しています。それが『佃煮』です。菌床から最初に出てくる“新芽”を佃煮にして、くるみとあえました。考えたのは、須貝さんの母・敏子さん。新芽はたくさん出る分 間引いてしまうため、これまでは自宅で食べていたそうです。

■須貝さんの母・敏子さん
「(新芽が)もったいないという頭もあったし、皆さんに食べていただきたいという思いもあった。商品化は自分の夢のような気がして。」

おかずに添えるだけで、気軽に楽しめるという佃煮。敏子さんのオススメ「めかぶ」と混ぜていただきます。

■富沢菜々アナウンサー
「いい組み合わせですね。このネバネバがあると、キノコのコリコリ感が際立っておいしいです。」


須貝さんが思い描くのは、シイタケの発展だけではありません。

■SHK社長 須貝圭介さん
「この特産品である『あらかわ生しいたけ』を通じて、ぜひ『あらかわ生しいたけ』そして関川村のファンになってもらいたい。そういう活動をこれからどんどんしていきたいと思っています。」
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