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2026.09.29【特集】「子ども食堂」の理事長は・・・現役高校生 仲間と地域の支えを力に【新潟】

【特集】「子ども食堂」の理事長は・・・現役高校生 仲間と地域の支えを力に【新潟】
子ども食堂チューリップの笹川明奈理事長
新潟市南区に9月 新しい『子ども食堂』がオープンしました。理事長を務めるのは高校3年生です。地域の農家などに支えられて、仲間とともに準備を進めてきた高校生たち。その奮闘ぶりを取材しました。

新潟市南区の農家。この日、新潟市立高志中等教育学校の生徒3人が訪れました。3人はこの秋、南区内に『子ども食堂』を開こうとしていました。運営するNPO法人の理事長を務めるのは、高校3年生の笹川明奈さんです。

■農家
「カレーにはニンニクだよ。みじん切りにして、肉と一緒に炒めてから具材を入れる。」

2週間後のプレオープンのメニューは、カレーライスに決めています。農家からジャガイモ・タマネギ・ニンニクを無償で提供してもらいました。

■子ども食堂チューリップ 笹川明奈理事長
「めちゃくちゃうれしいです。地域の農家さんからいただいた食材を使って、おいしく調理できたら。」

将来、看護師になりたいという夢を持つ笹川さん。高校生のうちから人のためになることをしたいと、ボランティア活動に取り組んできました。

そんなとき、南区内に新しい子ども食堂の開設が決まります。若い世代にも携わってほしいという声が上がり、笹川さんに理事長就任の話が持ち掛けられました。

■子ども食堂の開設に携わった 内山幸紀新潟市儀
「笹川さんは大通団地で子ども食堂のボランティアをしていて、(理事長を)やってみないかと声をかけたら二つ返事で『やります』と言ってくれたので、ぜひやってくださいとお願いした。」

■子ども食堂チューリップ 笹川明奈理事長
「昔から人と関わったり・人の役に立ちたいと思うことが多くて、その気持ちがあったので地域のためになれるならと思って引き受けました。」

笹川さんは同級生2人に声をかけ、現役高校生3人による『子ども食堂』の開設準備が始まりました。地域の人たちも頑張る3人を支えます。

■農家 廣野徳親さん
「これは幸水。ちょうど甘みが乗って最高の食べごろ。ぜひ食べて笑顔になってください。梨を食べて子どもたちに笑顔になっていただきたいという思いを込めて寄付をした。高校生が主体となってやっていることに感銘を受けている。」

―――――
9月13日。
予行演習を兼ねたプレオープン。

■子ども食堂チューリップ 笹川明奈理事長
「おはようございます、よろしくお願いします。」

会場には、友人や多くのボランティアの人たちが集まってくれました。

■子ども食堂チューリップ 笹川明奈理事長
「緊張します、楽しみです。いろいろな準備をしました。」

メニューは、「カレー」「コロッケ」「たまごスープ」。デザートは寄付してもらった「梨」です。

■子ども食堂チューリップ 笹川明奈理事長
「農家さんが大切に育てた食材でおいしいものを地域の方が作ってくれて、みんなに食べてほしいという気持ちでいっぱい。」


午後4時。
いよいよ営業開始です。

■小学5年生
「おいしい。(親が)仕事で遅いときは1人で食べるんですけど、みんなで食べるとおいしくて楽しいし、おもしろいです。」

■80代
「びっくりしたね。高校生がこういうこと考えると思わなかったね。うちに余っている食料品なんかを寄付してあげれば助かると思う。」

プレオープン初日から大盛況。しかし、あふれるお客さんに対応が追い付きません。

■子ども食堂チューリップ 笹川明奈理事長
「意見が食い違って。ここ(自分の持ち場)をやるという意見と、臨機応変に対応してほしかったというので(ぶつかった)。」

160人もの人が詰めかけたプレオープン。手ごたえを感じつつ、難しさにも直面しました。

■子ども食堂チューリップ 笹川明奈理事長
「失敗しても全力でやればいいかなと思っていたので。これから反省会をして(本格営業の)10月にいかせるようにしたい。ひとつのことをやるのに、いろいろな人の力・支え合いがあると分かった。」

高校生の奮闘を見守る、大人たちは・・・。

■子ども食堂の開設に携わった 内山幸紀新潟市儀
「最初の一歩をしっかりと踏み出す勇気をわれわれ大人がバックアップすることで、若い世代がちゃんとできるのであれば大きな一歩になって、必ず南区をもっと元気にしてくれて、もっと南区を好きになってくれると思います。」

子ども食堂『チューリップ』は原則月1回・第2日曜日に白根健康福祉センターで開店します。目指すのは食事をするだけの場所ではありません。

■子ども食堂チューリップ 笹川明奈理事長
「年配の方が子どもと一緒に話してご飯を食べる機会はないから、思い出になったと言ってもらえてすごくうれしかった。地域の方が気軽に集まれて、普段 関わることのない子どもと高齢者がコミュニケーションを取れる場所になっていけたらいいなと思います。(Q.理事長から見たみんなの働きは?)100点満点。みんながこんなに一生懸命になってくれると思わなかったのでうれしい。」

現役高校生の挑戦は、これからも続きます。
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