2026.09.30【JR米坂線】新潟と山形 沿線自治体で〝温度差〟花角知事「バス有力の意向尊重」【新潟】
4年前の豪雨被害で一部区間の運休が続いているJR米坂線をめぐり
ここにきて温度差が見え始めています。4年前の豪雨被害で一部区間の運休が続いているJR米坂線をめぐり、花角知事は29日の県議会で「バス転換が有力」とする沿線自治体の意向を尊重する考えを示しました。
一方、山形県側には鉄道の復旧を望む自治体もあり、復旧に向けた議論の行方はいまだ見通せません。
29日に開会した県議会9月定例会。花角知事がJR米坂線について言及しました。
■花角英世知事
「県としては、利便性や持続可能性の高い公共交通の実現に向けて、バスを有力な選択肢とする沿線自治体の意向を尊重しながら、早急かつ丁寧に具体的な協議を進めていく。」
2022年8月の大雨で被災した『JR米坂線』。新潟と山形にまたがる路線で、村上市の坂町駅から山形県長井市の今泉駅の間で運休が続いています。
復旧方法をめぐっては、JR単独での復旧を除く『上下分離方式』『第三セクター』『バス転換』の3つの案を軸に協議が進められてきました。9月10日に関川村の加藤弘村長が条件付きでバス転換の容認を表明。村上市の高橋邦芳市長も「バス転換がもっとも現実的な選択肢」との考えを示し、花角知事の発言が注目されていました。
県は今後、具体的な内容についてJRや2市村と協議を進める方針です。知事の発言を受け、関川村の加藤村長は・・・。
■関川村 加藤弘村長
「新しい一歩、前に進んだかなという気がしている。県もJRとの中で様々な意見交換調整をしているから、かなりある程度方向性が一本に絞られて進んでいると感じている。」
新潟側がバス転換でまとまりを見せるなか、29日 山形県の吉村知事は取材に対し・・・。
山形県 吉村美栄子知事
「いままで(新潟側から)聞いていたのは、沿線自治体の考え方を尊重するということ。本県も同じようなスタンス。」
しかし、山形の沿線自治体では、小国町が「JRと国による鉄道での復旧を要望していくことに変わりはない」とするなど、自治体間で復旧方法の考えがまとまる道筋は見えていません。
■関川村 加藤弘村長
「これからどうまとめていくかは、山形・新潟両県で次の結論を目指してどうしていくのか十分擦り合わせて、早く次の一歩を踏み出せるような段取りになればいい。」
先週、花角知事は「自治体によって温度差があるのは当然」との考えを示しました。
■花角英世知事
「山形側の事情、あるいは新潟県の事情は違いますので、別々に判断するということもあるかもしれませんよね。」
復旧に向けた議論が、新潟・山形の間でどう進んでいくのか注目されます。