2026.10.09【フィギュア】中井亜美 メダリストの「葛藤」とさらなる「進化」【新潟】
9月 単独インタビューで胸の内語る
新たなシーズンに挑むフィギュアスケートの中井亜美選手に迫ります。2月のミラノ・コルティナ五輪で銅メダルを獲得した中井亜美選手。9月 単独インタビューに応じ、さらなる進化を目指す思いやメダリストとしての葛藤など胸の内を語ってくれました。
■中井亜美選手(18)
「この度、株式会社SANKAとパートナーシップ契約を結ぶこととなりました。」
9月、三条市に本社を置くSANKAとスポンサー契約を結んだ新潟市出身の中井亜美(18)。中井と言えば8カ月前、ミラノ・コルティナ五輪で代名詞のトリプルアクセルを成功。初出場ながら堂々の演技を披露しました。
オリンピック初出場で、銅メダルを獲得。日本フィギュア史上最年少のメダリストとなりました。6月には新潟に凱旋(がいせん)。
■中井亜美選手(18)
「4年前はこの夢を叶えられるとは思っていなくて、まだまだ足りないところがたくさんあって、『もっと頑張らないと』と思っていた。いろんなことを乗り越えてメダルをとって帰ってこられたのがうれしい。」
■大石悠貴アナウンサー
「五輪前の自分に声をかけられるとしたら、なんて声をかけたい?」
■中井亜美選手(18)
「『自分有名人になっているよ』と伝えたい。」
勢いそのままに突き進むはずが・・・、中井のなかである変化が起きていました。
■中井亜美選手(18)
「やっぱり『燃え尽きた』というか、やり切った感が大きかったので、どうしても練習に身が入らなかったり、どういう気持ちで挑んだらいいのか分からないという状況が続いていた。」
完全燃焼した、2月のオリンピック。メダリストとなり、周囲の視線や環境が大きく変わったことで、様々な感情が芽生えるようになりました。
■中井亜美選手(18)
「たくさんの方に声をかけてもらうと、すごいことをしたんだといううれしい気持ちもありつつ、焦りもあったので少し不安な気持ちになった。」
オリンピックの1カ月後に行われた世界選手権では9位。複雑な気持ちを抱えたまま臨んだことで、思うような結果を残すことができず、昨シーズンを終えました。
しかし、この経験が中井のさらなる成長につながります。
■中井亜美選手(18)
「吹っ切れたというか、自分はまだまだ頑張る必要がある。」
立ち返ったのは〝練習〟の積み重ね。
■中井亜美選手(18)
「練習が大事というのはすごく五輪のときに感じていて、やっぱりつらい練習もたくさん積んだからこそ自分自身はできるという自信もついて、だからこそ楽しむという気持ちが出てきたのを五輪のときに経験できた。自分自身がこれだけやったからこそ大丈夫と思えるくらいの練習を毎回して、試合で経験したい。」
再びフィギュアを楽しむために-
もう一度、毎日の練習に向き合いました。
■中井亜美選手(18)
「どう乗り越えていくかによって、4年後の五輪や次の大きな舞台に向けての良い経験になると思っているので、しっかり乗り越えられるようなメンタルや自信をつけて、良い演技ができたら。」
迎えた今シーズン初戦。
新たなプログラム『タンゴ』で臨んだショートプログラムで圧巻の演技を見せます。
■実況
「強い!そしていつものかれんな笑顔、中井亜美。80.27!今シーズンの自身の開幕戦で、いきなり自己ベスト。しかも80点の大台に乗ってきた。」
パーソナルベスト、世界歴代8位となる『80.27』。メダリストとしての重圧・壁を乗り越えた瞬間でした。
■中井亜美選手(18)
「ほぼ100点満点と言っていいくらいの良い演技ができたので、すごく良かった。五輪メダリストという緊張感はあまりなくて、たくさんの日本のファンの皆さんが会場まで足を運んでくれて、応援してくれている姿を見たら自然と安心して演技ができた。」
次に目指すのは、10月末から始まる『グランプリシリーズ』。重圧もすべて楽しむ力に変えて日々の練習を信じ、さらなる飛躍を遂げます。
■中井亜美選手(18)
「昨シーズン優勝したフランス大会に呼んでもらったので、大きな舞台でトリプルアクセルを決めて優勝することももちろん目標だし、グランプリファイナルに進むのも大きな目標なので、かなえられるようにひとつひとつこなしていきたい。」
10月末から始まる『グランプリシリーズ』第1戦・フランス大会、中井亜美選手の活躍を期待しましょう。