2026.10.15液状化対策の試験施工 地下水のくみ上げ始まる『地下水位低下工法』の安全性や効果を確認【新潟】
2027年秋ごろに結果を報告予定
新潟市江南区の能登半島地震で被災した地域で進められている液状化対策の試験施工で、地下水のくみ上げが始まりました。
新潟市が江南区天野地区で進めている試験施工。地下水の水位を下げ、地表に近い地盤の水分量を減らし液状化しにくくする『地下水位低下工法』の安全性や効果を確認しています。9月末までに地下水を流す集水管などの設置工事が完了し、10月から実際に水位を下げる段階に入りました。
■庭山陽平記者
「一昨日から汲み上げが始まり、現在地下水位は地面から1.5mほどまで下がっています。最終的にはこの推移を地面から3mの高さまで下げるのが目標です。」
地下水の水位や地盤の沈み具合のほか、地上に立つ家屋や樹木の状況も観測し、周辺の宅地などに影響が出ないか半年から1年をかけて確認します。
■新潟市街区液状化対策室 坂井潤市室長
「地盤の沈下も毎日観測し、あまり動いていないことが確認でき、今のところ順調に進んでいると思っている。模擬家屋の方も計測を毎日行っていて、ほぼ動いていないことが確認できた。」
地下水位を目標の3mまで下げたのち、地域住民へ説明会が開かれる予定です。現場を訪れた住民は・・・。
■天野中前川原自治会 増田進会長
「難しい問題はまだ多々あるが、この工法をやって大丈夫なのかと多くの住民が心配したのは、かえって地盤沈下するんじゃないかということだが、慎重な工事を見て安心した。」
新潟市は、観測期間の終盤に解析と検証を行い、2027年秋ごろに結果を報告するとしています。